環境問題に、
農業、子育て、防災、
脱炭素経営課題を
まとめて解決する場を
つくる
廃棄物の焼却で出る灰は埋立処分場行きですが、
処分場が満杯になるまでの年数には限りがあります。
そんなゴミ問題の解決の一助となる万能炭化炉と炭化リサイクル研究所を開設し、
グリーンカーボン・ブルーカーボンを推進。
さらにPFAS(有機フッ素化合物)除去などの課題にも取り組んでいきます。

1 炭化リサイクル研究所
屋外にミニ万能炭化炉を設置した研究所
2 カフェレストラン
採れたて野菜をはじめ地産の恵みを提供
3 宿泊施設
有事の防災施設を兼ねたリトリートの場
4 野菜直売所
近隣の生産者の野菜やお米なども販売
5 パーキング
キャンピングカーでの宿泊も可能
6 リジェネラティブファーム
子どもたちの農業体験の舞台となる田畑
7 コーヒー園
プレミアムコーヒーをハウスで栽培し販売
8 コミュニティ広場
バーベキュー場にもドッグランにもなる広場

茨城を拠点に課題解決型テーマパークの構想を抱いてきた私たちが、候補地として着眼したのは下妻市にある「ビアスパークしもつま」。豊かな自然を背景に天然温泉を持つ、宿泊・飲食施設ですが、老朽化し経営が代わっても活気が戻らないというどこの地域にもありがちな課題を抱えています。
そんな既存の施設を再生して炭化リサイクル研究所を開設し、バイオ炭の農業を実践する「田畑をつくり、子どもたちに太陽の下で農業体験をさせ、家族のリトリートの場にもし、有事には防災拠点にしよう、脱炭素の取り組みと事業成長を両立させる経営も伝えられたら――私たちの構想は次々と広がっていくのでした。

廃棄物の単価を軸に循環型社会を目指すFPつくばの中心となる施設が、大木工藝による世界初の「炭化リサイクル研究所」。施設内で出る廃棄物を処理するミニ万能炭化炉を実際に稼働させ、炭化が生み出す価値を企業や自治体に伝えていきます。
また石油由来も含むすべての廃棄物から、グリーンカーボン・ブルーカーボンを推進する各種の炭化リサイクル商品を開発し、製造販売を行います。


日本の農業が抱えている課題に、農業従事者の高齢化による担い手の減少や、輸入に依存している肥料の高騰があります。
肥料の課題については、農地に下水汚泥由来のバイオ炭を肥料として使用し、土の中の微生物を活性化する、環境再生型農業(リジェネラティブ)農業を実践していきます。
バイオ炭を使用することで、表面をマイクロプラスチックでコーティングされた、化学肥料による海洋汚染を防ぐこともでき、しかも安価。土壌を改良しながらCO2を土の中に貯留し、メタンも抑えられる持続可能な農業なのです。それを未来につなぐために、若手農業家も安心して働ける仕組みづくりをしていきます。

子供を取り巻く環境がデジタル機器の普及で大きく変化する中、生活習慣の乱れ、過剰な情報摂取、運動能力低下といった数々の見過ごせない問題が起きています。
そんな現代の子どもたちのために何ができるのか。その答えは最初から私たちの中にありました。土に触れる機会がない農業を体験させ、生きる上で最も大切な「食」を通して生きる力を育むのです。
私たちのチームには「田んぼ教室」を30年近く行ってきたメンバーがおり、子どもたちの心身の成長を目の当たりにしてきました。自分たちで育てた野菜や米を味わう食の体験は楽しい記憶としてDNAに刻まれ、生涯を通して幸福な食生活につながることでしょう。「フーディーズ(食を楽しむ人たち)パーク」と名付けた理由はそこにあります。


問題を抱えているのは子どもたちばかりではありません。子育てで感じる孤独感に悩む親たちが、子どもと一緒に遊んだり、時には羽を伸ばせる場が必要だと思います。
それは日常生活から離れ、自然の中で心身のリトリートができる施設。子育ての悩みを共有し、日頃の不満を語り合ったり、アドバイスをし合える相手がいる場所です。
さらに有事には災害の拠点として使えるフェーズフリーの施設になることも構想にあります。避難中の排泄物やゴミを炭化するシステムが、ここでも本領を発揮します。

2050年のカーボンニュートラル宣言や2030年の温室効果ガス削減目標を受け、脱炭素への「GX(グリーントランスフォーメーション)」を事業成長の機会とする企業が増えています。消費者の共感を得るブランディングや投資家からの評価に加え、有能な人材の確保にも効果があると考えられます。
またCO2排出に価格を付ける「カーボンプライシング」による脱炭素への対応策としても有効です。
循環型未来を目指す私たちは、中小企業の方々にGX経営をお伝えし、実践のためのコンサルティングも行っていきます。


